父ちゃん母ちゃん
僕の両親っておもしろいんですよ。
母にいたっては宇多田ヒカルさんのことを
「ウッキー」なんて呼んじゃうくらいですからね。
その時の僕の突っ込みはおそらく最速だったと思います。
「ヒッキーだろ!!!」ってね。
ちょっと前に本人達から聞いた話です。
父は立場上自動車で移動してはいけないらしいので、公共の乗り物を利用してるんです。
もしくは自転車。
ある日、駅に置いてきたチャリを回収に行くために母が父を乗せて出かけたんですよ。
無事駅に到着して、「さぁ今からチャリで帰るか」と意気込むオヤジに戦慄が走ります。
「カギがねェ・・・」
「チャリを取りに来たのにカギを持ってきてないだと?!」
僕は思いましたが、最後まで黙って聞いてました。
すぐ撤収するつもりだったんでしょう。財布持って来てないもんだからタクシーにも
乗れない。
携帯持ってないから母を呼ぶことも出来ない。
「カギを取りに帰るか・・・」
こう思ったそうです。
徒歩で我が家を目指す父はさておき、同時刻母もやらかしてるんですね。
父を送って無事家に着いた母に戦慄が走ります。
「(家の)カギがない!!!」
どこ探しても無くて焦った母は
「駅に落としたかも」ってことで駅へ(実はこの時にカバンに入ってる)
見つかるはずのないカギを必死で探してる間に家に着くオヤジ
丸腰のオヤジは家に入れないもんだからチャリのカギもゲットできない。
ありもしない家のカギを探してる母をいつまでも待ちます
ようやくカバンの中入ってるカギに気づき、母は家へ 玄関前でボッ立ちの父と再会、
各々事情を話して大爆笑
その後2人で再び駅へ向かったそうな。今度はカギを持ってね。